ALONE

ヨシアキは言う。


『ウチはあんまり水商売には手をつけてないんだ。このご時世あまり採算が取れないからね。ちなみに二人は誰を捜してるの?』



シュウジが答える。



『アケミゆう女や。少なからず10年前はここいらで働いとったと思うねん。』


『…手掛かりはそれだけ?』



俺は答える。



『そうです。』



ヨシアキはため息をつきながら苦笑いする。



『お前ら…若いなぁ。

そんな勝算のない賭けは普通ならしないよ。』



シュウジは言う。



『しょうがないやろ。

今頼れるのはその情報だけなんやから。』



すると



途端にヨシアキは何かを思い出したように真顔になり


考え始めた。



『…ちょっと待てよ…


アケミ…?』



俺はその反応に食いついた。



『ヨシアキさん何か知ってるんですか?』



ヨシアキは記憶をたどりながら喋る。




『この町じゃないけど…

銀座に一人かなり若いママが経営してるクラブがあったと思う。

確か…

そのママの名前もアケミだと思ったけど…』



俺は畳み掛ける。



『今それ調べられますか?』