ALONE

その日から更に一週間。



俺達はまたキャバクラ巡業を再開するが…



相変わらずシュウジは酒に弱く



相変わらずアケミという女は見つからなかった。



正直…



かなり煮詰まっていた。



そんなある日




ある転機が訪れる。





その日俺達は今日も無駄足だったキャバクラを後にし




マンションに帰ると




それぞれテーブルを挟んで対面するソファに寝そべっていた。



また肩スカしをくらった脱力感と疲労感があいまって




ソファの上で夢うつつの状態のなか…




押されるはずのない




インターフォンの電子音が部屋に響く。





俺達は瞬時に体を起こし



テーブルの上に置いておいた携帯とバイクのキーを掴み取ると



気配を消して



ドアを睨んだ。




…居場所がバレたか?




もし今まで探りを入れたキャバクラに当たりがあったのであれば…



既に俺達が敵から追われる立場にあってもおかしくない。



アケミという女だけを捜して



二人組の男が毎晩キャバクラを回ってることは



どう考えても不自然だからだ。