お兄ちゃん、だめ... そんなとこ…かじっちゃだめ…

大好きなお兄ちゃんを信じたい気持ちはもちろんある。

だけど、信じきれない部分があるのもまた事実で。

だから調べてみようと思った。

大好きなお兄ちゃんのままだって安心させて欲しいんだ。



…今、お兄ちゃんは渚と話している。

だからしばらくは二階へ来ないと思う。


私はベッドから起き上がると、ソッと自分の部屋を出た。


そして隣の部屋になるべく音を立てずに入っていった。
…そう。
お兄ちゃんの部屋へ。