しばらく呆然としていた私だが、リビングからお兄ちゃんが私を呼ぶ声がして、息をのんだ。
ああ、
お兄ちゃんの元に行きたくない。
だけど行かなくちゃ…。
私は無理やり立ち上がると、お兄ちゃんと渚の元へ急いだ。
「あ、未央遅いよぅー」
「ごめん、ごめん」
渚の隣に腰掛け、私もミルクティーに口を付ける。
…お兄ちゃんの顔が見れない。
「これ、なんていう果物ー?」
「あぁ。これは、ザクロって言うんだよ」
「そうなんだぁ。熟れてて美味しいね」
「そう。良かった」
楽しそうに話す2人を横目に私もザクロに手を伸ばした。
「なぁ、2人と知ってるか?」
「何を、ですかぁ?」
渚がお兄ちゃんの問いに可愛いく首を傾げながら尋ねる。
そんな渚に微笑みながら、お兄ちゃんが口を開いた。
「ザクロの噂話」
ああ、
お兄ちゃんの元に行きたくない。
だけど行かなくちゃ…。
私は無理やり立ち上がると、お兄ちゃんと渚の元へ急いだ。
「あ、未央遅いよぅー」
「ごめん、ごめん」
渚の隣に腰掛け、私もミルクティーに口を付ける。
…お兄ちゃんの顔が見れない。
「これ、なんていう果物ー?」
「あぁ。これは、ザクロって言うんだよ」
「そうなんだぁ。熟れてて美味しいね」
「そう。良かった」
楽しそうに話す2人を横目に私もザクロに手を伸ばした。
「なぁ、2人と知ってるか?」
「何を、ですかぁ?」
渚がお兄ちゃんの問いに可愛いく首を傾げながら尋ねる。
そんな渚に微笑みながら、お兄ちゃんが口を開いた。
「ザクロの噂話」

