「いい女って…?」


あたしの脳裏には、セクシーな衣服に身を包んだナイスバディな女の人が、身をくねらせる様子が浮かんだ。


「…どーせ胸ないし」


「そーゆーんじゃないでしょ…」


あたしの脳内映像を見透かしたかのように、
千恵子が呆れた声を出した。


「約1年ぶりに会う西口くんを
ドキドキさせてやるの。
西口くんも、やっぱり俺には弥生しかいない!
ってなるかもよ?」


「そんなバカな…」