「...なるべく笑えるようにする。」
きっと、そんなこと今の私じゃできないと思うけど。
「その方が橘さんも、喜びますよ」
「そうだな、蓮斗には安心してもらいたいからな...」
「それに、一条さんも心配してるでしょうに」
「颯はずっと前から心配症だからな。...蓮斗と同じだ。」
「そうですね。フフッ
そういえば、これから何処かへ?」
「黒羅(こくら)の元へゆく。」
「黒羅...?!
武器を使ったり麻薬の取引など危険なことしかしてない族じゃないですか。
そんなところにあなたおひとりで?!」
「あぁ、武器を使ってくる卑怯な奴らに私が殺られると思うか?
それに、颯達には許可を得ている」
「ですがいくら総長でもあなたは女なんですから、本当に気を付けてくださいよ。」
『 総長とは言え女なんだし無茶すんなよ 』
ふと、颯の声がよぎった。
「わかってる。
颯も同じようなことを言っていた。
ふたりは、やはりどことなく似ているのかもしれないな。」
「一条さんも、あなたの身になにかが起こるのを恐れているんだと思いますよ。」
「...充分気をつけるよ。
それじゃあ、今日はありがとうな。
助かった。
こんど、倉庫にでも遊びに来てくれ。」
私はそう言って店を出た。
きっと、そんなこと今の私じゃできないと思うけど。
「その方が橘さんも、喜びますよ」
「そうだな、蓮斗には安心してもらいたいからな...」
「それに、一条さんも心配してるでしょうに」
「颯はずっと前から心配症だからな。...蓮斗と同じだ。」
「そうですね。フフッ
そういえば、これから何処かへ?」
「黒羅(こくら)の元へゆく。」
「黒羅...?!
武器を使ったり麻薬の取引など危険なことしかしてない族じゃないですか。
そんなところにあなたおひとりで?!」
「あぁ、武器を使ってくる卑怯な奴らに私が殺られると思うか?
それに、颯達には許可を得ている」
「ですがいくら総長でもあなたは女なんですから、本当に気を付けてくださいよ。」
『 総長とは言え女なんだし無茶すんなよ 』
ふと、颯の声がよぎった。
「わかってる。
颯も同じようなことを言っていた。
ふたりは、やはりどことなく似ているのかもしれないな。」
「一条さんも、あなたの身になにかが起こるのを恐れているんだと思いますよ。」
「...充分気をつけるよ。
それじゃあ、今日はありがとうな。
助かった。
こんど、倉庫にでも遊びに来てくれ。」
私はそう言って店を出た。

