神魔〜復讐〜

その復讐を私たちは乱龍にしなければいけない。


「いろんな情報ありがとう。
とても役に立った。」


「いえ。
また、何かあればいつでもご連絡下さい。」


「あぁ。」

私はアイスココアを一気飲みし、テーブルにお金を置く。


「受け取れません。
わたくしに奢らせてくださいよ。」


「いや、呼び出したのはこっちだ。
逆に受け取ってもらえないと呼び出しにくいからな。」


「そうですか...倉本さんも大人になったものですね。」


「私を舐めてるのか?元から大人だ」

フッと笑った私。


「...!倉本さんが笑ったのを見るのは久しぶりですね。

やはり、あなたには笑顔が似合います。」


ニッコリと笑い返してくる真壁。

お世辞なのか何なのか知らないが、あのとき以来あまり笑わなくなったのは事実だからな。