神魔〜復讐〜

「蓮、4多っ...ほとんど5と4じゃん」


5の数が一番少ない蓮でも、4とかの高結果。

「でも、音楽が3だから」

苦笑いする蓮


「昔から、歌下手だったもんな蓮」

冗談っぽくからかう颯


「もう、そういうこと言わないでくれよ!」

蓮が怒ったフリする

「「「あはは」」」


「でも、もっと頑張んねぇとな。
華月(かげつ)高校に行くためにも」


「そうだね!」

華月高校とはそこらじゃかなり有名な名門高校。


制服の人気も、女子の間ではNo.1なのだとか。

で、私たちがなぜそこに通いたいのかというと...


「早く、神魔に入りたい」

と口にした蓮。


そう、私たちは『神魔』という暴走族に入りたいの。

なぜ、神魔に入りたいからって華月高校に入学するのかっていうと...


「神魔は、華月の生徒の人達で成り立ってるからな。」


神魔のメンバーは全員華月の人。

あそこの族は、悪いことしたりただ暴走するだけの族じゃなくて
学生業を優先する族なの。

だから、成績が高い人しか入れない華月の生徒じゃないと神魔にいれてもらえないらしい。

それで、私たちは今から頑張って勉強して勉強して、華月高校の受験をする!


「俺、推薦希望だなー」


「え、蓮まじで?バドミントンの?」


「そう!全国大会まで行けたし、このままなら推薦通るかもって先生も言ってたし」


「そっかー、俺もサッカーの推薦いけっかなー」


蓮は、バドミントン。
颯はサッカー部に入ってて