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5分程歩いたところにある神魔のたまり場。
「あ、おかえり!!奏!」
「あぁ、ただいま。」
満面の笑みで歩み寄ってくるこいつは、
幹部の、木村 駿。
通り名は千魔(せんま)
世の中ではこういう男を『 可愛い系男子』
というらしい。
キャラメル色の髪が可愛さをアップさせてるんだとか?
まぁ、こんなふわふわしてるけど
総長と副総長を抜く幹部内では戦力は一番高い。
「どうだった?
忍さんに会ってきたんでしょ?」
「いい情報も得られたし幹部で集まって後に会議しよう。」
「うん!」
「あ、かなちゃーん♪
帰ってたんだぁー!」
私を『かなちゃん』と呼ぶこいつは、
金髪の髪に薄ピンクと黄緑のピンを×印にして左耳の上ら辺につけて、明らかにアンバランス&チャラい。
駿と同じく幹部の、佐藤 大翔
通り名は遊魔(ゆうま)
遊び人のチャラ男で彼女は現在6人いるんだとか。
プレイボーイっていうのは有名で公認になってるからこういう通り名になった。
「まぁな...今日、集まるけどお前は女と予定があるのか?」
「んーとねまなみちゃんとデートだったんだけどこっち優先だしキャンセルしとくー」
「大翔、それ何人目の彼女?」
駿が首をかしげて聞く。
「この子はね、彼女じゃないよー
昨日逆ナンされた子〜♪♪」
「へ、へぇ...」
駿が引いてるぞ
「じゃ、キャンセルの電話入れてくる〜」
「悪いな」
「だいじょーぶ!俺にとっての一番は神魔だからね」
「......それは良かった。」

