神魔〜復讐〜

「い、いや。
俺が高校に入ってからだからボスが高2の時からだ。
当時の総長より圧倒的に戦力は上だったから。」


「そうか...
龍王の居場所はどこだ?

あいつは、一年前のあの時を境に姿を消した。
溜まり場も違う場所に移動されている。」


「昔の関係だ。だから知らねぇ。
だけど」


「だけど...?」


「神魔を潰す為なら手段は選ばないと言っていた。
姿を消したのも、ほかの場所で乱龍のメンバーを集めるためだっていうのも聞いた。

に、人数を増やして対抗するらしい。
俺はそれしか知らない、本当だ。
だから、殺さないでくれ。」


なるほど...な。

私たちを潰すためにそこまでのことをするとは...

神魔も、手は抜けないな。


「わかった。
これで見逃すがただの罪のない人間を脅すのはよせ。
暴走族がすることじゃない。」


それだけ言ってナイフを地面に落としフードを被った。