頑張っていること。 前を向いていること。 努力していること。 全部わかっているのにどうしてそれを全身で受け止めてあげれないんだろう。 寂しいを理由にしてしまうんだろう。 こんな自分があまりに皮肉で、たまらなく悔しい。 「香那。」 こんなにも憐は私を応援して思ってくれているのに…。 私は!!!! 「香那が今頑張ってる姿を見ているとさ。 俺ももっと頑張らなくちゃって思えるんだよね。 今まで応援されてるだけだったからさ。 やっぱり一緒に頑張るっていいよな。」 「憐…。」 「頑張れよ。」