君の隣





少し離れたところで皆の中にいる憐は笑っていた。




出会ってから10根二条。




憐が初めてサッカーを始めたときを思い出す。




憐が初めてサッカーと出会ったとき、私は憐の背中をそっと押した。




昔の憐は今みたいになんでも挑戦していこう!っていう挑戦心があったとはいえなくて。



どっちかというと引っ込み思案まではいかないけど、少し臆病がちで…。




今とはちょっと違っていた。