そんなことばかり考えているとふと感じるのは、心に残るのは…
「悔しさ」の一筋だった。
「香那はさ~もうちょっと新しいことに挑戦する気持ちを持ったほうがいいと思うよ。」
「…千夏ちゃん。」
「香那はね、本当に失敗したことばかりを考えすぎなの。」
千夏ちゃんはそういいながら私の前で携帯をいじり始めた。
皆が応援してくれているのに。
こんなにも応援してくれる人がいるのに。
こんなにも見守ってくれてる人がいるのに。
こんなにも背中を押してくれる人がいるのに。
すべてが当たり前なんかではなくて、幸せなんだって…。
そう思っているのに…。

