私たちの時間は少しずつこの時から動き始めていた。



回り始めた時間の歯車は刻一刻と歌里の時間を刻んだ。



そう思っている私はこれからも変わらずにずっと一緒0にいれると思っていた。



「今日部活あるんだけどさ。」

「あ、じゃぁ…教室いるから。」

「了解。
終わったらすぐ行く。」

「おっけー」




いつも放課後に一緒に帰るのが私たちの何気ない定番となっていた。



憐が部活をしている間、教室で一人本を読んだり、詞を書いたり、一人で過ごして待っている放課後。