君の隣






いつからだろう。




憐の口元の動きだけで、憐が言いたいことを読み取れるようになってしまった(笑)



これも幼馴染の能力なのかもしれない。



「あ、タオル!」

「うん」




憐のうなずきを見て、私は憐の机の横のカバンからタオルを取り出した。



それを上から落とすとしっかりつかんで笑ってくれる。


「ありがと。」

「うん!」