君の隣





「香那が作ったあの
新曲で行く。」


「え!!
あれ、一番完成度低いじゃない?!
それよりもっと有名…」

「マネージャー。
完成度…低いって言いました?
笑わせないでください」


ドラムのカウントからギターピアノベース。



バンド部隊の音楽が流れる。




切なくも力強い音。



それに乗って私も声を重ねた。



完成度が低いわけない。



ここ数週間。



ずっとこの曲に全力で取り組んできたんだ。



むしろわたしたちが持っている曲で一番完成度が高いと誇れる曲だ。