「うんうん。
そんな感じ。」

「それで…ここをこうすると…」

「そうそう。」




毎日毎日。




何十時間も大げさかもしれないけど、本当に何十時間もギターを片手にフレーズを考えて曲を作り続けた。



少し手伝おうか。




そんな声に甘えが出そうになったけれど、これは私の手で、自分の手で作り上げたかった。




だから、



「大丈夫」



と精一杯の笑顔を向けるんだ。