君の隣





自分の歌いたかった歌は何だろう。




せっかく自分の会いたかったひと、届けたい人に会えたのに。




心の靄は晴れていないんだ。




自分の歌が見つからない。




自分の歌がわからなくなった。




考えれば考えるほどわからなくて。




今わたしが持っている、私たちが持っている音楽さえも歌えなくなった。




「ひどい…」

「はい。」

「自分の歌、聞こえてる?」

「はい。」

「どう思ってるの?」