君の隣





「正直自分の弱さを痛感したんだよね…。」

「そうだったんだ…。」

「だってさ、何もかもが違うんだよ。
自分のレベルなんてまだまだなんだって。
こんなんで海外に来たなんてばからしい、あほらしいなんて思ってしまうぐらいに。
今まで何をやってきたんだろうって。
今まで何を頑張ってきたんだろうって…。

それに、うまいのも当たり前なんだ。
あっちの人の努力って本当にすごい。
プロを目指すってこういうことなんだって。
俺の努力以上に努力しているやつらの集まりの中で、俺だって頑張っているのになんて言えなかった…。
努力しててももう駄目なんじゃないかって。
そんな諦めが出たときにさ。
香那の歌を聞いたんだ。」


「私の…?」