君の隣





そう言うと、憐は私を少し離して見つめた。



涙がたまった目をこすりながら、私は憐を見つめる。



私の視線と憐の視線が混ざり合う。




「何度も会いに行こうと思ったんだ。
だけど、そのたびに考える。
今会いに行っても、胸を張って香那に会えるかな。
勝手に香那の前からいなくなって、会いたいから会いに行くなんて自分勝手すぎる。
香那を振り回しすぎてる。
会いに行くのならそれなりにしっかりとしなくちゃっておもったらなかなか会いに行けなかった。
自分に自信が持てなかったんだ。」



自分に自信が持てなかった。




まさか憐からそんな言葉が出るなんて思ってなかった。



憐は自信に満ちている人だと思っていたから。




いつも強くありつづけていて、皆の中心にいて。



曲がったことが大っ嫌いで何事にも正直に生きている人。




私の中の憐はいつだってきらきらとしていた。