君の隣





憐がいなくなってしまった時もこんな乾いたピーンと張り詰めた空気が漂っていた。




あの時はあっという間に時間が過ぎて、あっという間に飽きも終わって、冬がやってきたけど。



人生で一番寒くて、悲しい秋・冬だと感じた。




きっと私はこれから先。




何があってもあの時のことは忘れない。



いい意味でも悪い意味でも…。




だってあの時があったから今の私があるんだもん。