君の隣




高校3年生になれば、もちろん進路に対して考えなくてはいけないときがある。



それはこういったプロとしての活動をしてるしてないにかかわらず、進路はやっぱり誰しもが通る不安な道で。



その時に考えるのは、このままバンドを続けるか。続けないか。



バンドを続けて大丈夫なのかな、って…。



いつか私たちの音楽を全く聞いてくれない人ばかりになるんじゃないかって。


「こんなこと考えてもさ。
結局音楽が好きなやつの集まりだからな。
続けるんだろうけど。
やっぱり常に新しいものを作っていきたいな、って思うんだ。」

「そうだよね。
あたしもそう思うよ。
今の音楽だけじゃだめだよね。
ずっとずっと成長していきたいな、って思ってるんだ。」



そんなこんなと今後のバンドの方針について話していると一時間なんてあっという間だった。



リーダーとともに話しているといい刺激になる。



自分の足りないところ、いいところ、悪いところ。




すべてをしっかりと言ってくれる。




隠さないで言ってくれるリーダーの存在はとてもありがたい…。