それからリーダーとともに電車で近くで行われているというサッカーチームの練習所へと向かった。 会えるかはわからない。 会ってもらえるかわからない。 だけど、それでも賭けてみたかった。 運命という見えないものに…。 あてもない約束もない出会いを信じてみたかっただけなんだ。 これで会えたら何を言おう。 何から話そう。 会えなかったらどうしよう。 そのまま帰ってくる? 電車の中で考えるのは憐と会った時の私の姿だった。