君の隣






「…うん、いんじゃない?」

「本当に?!」

「これで行こう。
次のシングルはこれで行くぞ。」

「ありがとうございます。」


「マネージャーにはあと俺から渡しとくよ。」


「お願いします。」



そういうとリーダーは渡した紙をもう一度見た。


「どうしたの?」



そういうとリーダーは改めて目を閉じて、私を見た。



リーダーの目はあまりに優しくて。


「…成長したな。」



その一言をつぶやいた。