君の隣




「たくさん悩んでたんだ。
ずっとずっと香那ちゃんに言おうとしてた。
だけどね。
香那ちゃんのためをも思って言えなかった。
だけどきっとそんなのあいつのエゴだし、自分勝手だって思ってるからもしれないけど。
それでも読んでほしい
それを読めばきっと憐の気持ちわかると思うから。」




そういうと竜也くんは私と手紙を置いて屋上から出ていった。




この手紙を開ければきっと、憐の気持ちがわかると思う。



どうして憐が私を一人にしたのか。



その理由がわかると思うんだ。



だけど…。