君の隣





何もなければいいんだけど…。



やけにならなければいいんだけど…。



一人で輪の中から出ていったときの憐の背中はすごく寂しくて、切なくて



追いかけたくなる気持ちを抑えたけれど…。




本当は行きたかった。




抱えているものを聞きたかった。




吐き出してほしかったんだ。