私は憐の声を受け止めながら、少しの休憩を終えて、軽音楽部の部室へと戻った。 私なりで良くて…。 だってこれは私しかできる人がいないんだから。 代わりなんてどこにもいないんだから…。 生かいなんて何もないし、誰も教えてくれない。 そう思えば気が楽になって、何を言えばいいのか。 どんな音楽を作りたいのか。 どんなことを込めたいのか。 すべてが自然と見えてきた。