憐とあたしはいつも一緒だった。

親同士が仲良くて、何かあれば決まって憐のところへ行っていた。


憐は、

「また来たのかよ。
ここはお前の部屋じゃねーだろ(笑)」


なんて笑いながら言うんだ。


あたしはそんなのお構いなしに足をバタバタさせて憐のベッドを独占していた。

そんなあたしの姿を見て呆れたように私を見ている憐。

そう、あたしたちは世間一般的に言えば幼馴染。