黄昏の千日紅






自分の頭から一気にぶわっと、汗が湧き出るのが分かり、仰向けになったまま唸っていたと思う。




その時、掴んでいたリードを無意識に手離してしまっていた私は、隣にいたハチが何処かへ走り出したのが視界の横で見えた。




ハチ、と叫びたくとも声を出せる程の力がなかった。ただ本当に苦しく、もう一層の事死んでしまえたら楽かも知れないと考える程、猛烈に息苦しかった。





徐々に視界も霞んでいき、意識が遠のいていく中、何処か遠くの方で、ハチの吠えている声がずっと頭の中を木霊し続けていた。




微睡みの中、空に広がる沢山の星が静かに私を、じっと、見下ろしていた。



こんな日でも、澄んだ空の星たちは美しく輝いており、私は何となく哀しかった。途轍もなく、淋しく感じた。







私は意識を手放してから、ずっと夢を見ていた。