【短編】キミと過ごした夏

「いらっしゃいませ」



それは、この辺りでは聞き慣れない、流暢な美しい日本語だった。 



思わず、まじまじと彼女の顔を見つめた。 



「あの、何か?」



「い、いえ…」



慌てて、奥の席へと足を進めた。