あたしは先輩に笑顔でメガネを返し、

「斎籐先輩。付き合いましょうっ」

「え!?ほんと!?」
先輩は目を丸くして驚いた顔をしていた。

「はい!あたし、斎籐先輩みたいな人タイプなんですー!」

「顔と富だけね。」

あたしは小声でつぶやいた。



先輩が喜んでいる裏で、あたしが考えていた事は言うまでもないか…