バカなキミ。


「…で?用件は?」

あたしはわざとらしく聞いた。

「あ…僕は…3年C組の斎籐玲って言います…」

はい。二回目ですが?

コイツ…緊張してんの?

しかも年上だったの!?

「あ…相原季咲さん…あなたが好きです…!付き合ってください!」

やっと言ったか。

「あたしが好きなの?」

「はいっ」