「でも、あたしこの背中にはえてる小さい羽、気に入ってるんだぁ!」


「僕もだよ。なんか、いいよな!」


「これがあたし達、竜族のあかしだもん…」


「大切にしなきゃな?」



「うん!…って、お兄ちゃん???」



「なんだ?」


「この羽、隠さないと、ウルフ族に竜族だってばれるんじゃないの…」