幸樹side

あれから1、2時間練習してから用事があるからと言い三月と輝は帰ってった

そして、なぜか秋山の部屋に2人きり…
つか秋山の部屋広すぎだろ。
ベッドと机と棚があって
棚には大量のCDと本
机にはノートパソコンと大量の手紙
部屋の隅にはマイクまである

…ホントこいつ何してんだ?

机をもう1個出してそこにジュースとおかしがのってる

「秋山の家って何してんの?」
「ばあちゃんが会社の社長だけど」
「会社ってドコ?そういう言われ方すると余計気になる」
「神無月カンパニー」
神無月カンパニーってめっちゃ有名な会社じゃん。たしかゲームとかの開発もしてたし、本の出版とかも

「え、マジで?ヤバくね?」
「ばあちゃんのことだからどうでもいい」
会社のことは禁句らしい

「秋山ってさ、なんかいっぱいCDあるけどすごい音楽好きなんだね」

『仁紀の友達も夕飯食べてけばー』
下から秋山のお母さんに声かけられる


「秋山どうすればいい?」
「家に親いるの?」
「いないけど」
今日は久しぶりに帰ってきた姉ちゃんと弟たちは遊びに行ってて家にいないし
「じゃあうちで夕飯食べてっちゃえば?」
「ふつうに迷惑じゃない?」
秋山曰く、お母さんは友達が来てるからと友達の分まで多めに夕飯作っちゃったらしいから問題ないらしいけど…

結局秋山の家で夕飯を食べた