レオは呆然として、青年を見た。



「……ころ…へ?」


「殺されたんだ。この…神崎永遠に…」


レオは息を呑むと、真剣な眼差しでもう一度、青年を見た。



「………ゲーム…あるだろ?」


灰色の瞳が、呆然とするレオを捕らえた。


「……え…あの…?」


レオは引き攣った口をしどろもどろに動かすと、青年は笑った。



「……そっ…五年前のあの殺人ゲーム…」



青年はプラチナブロンドの髪を指に絡ませながら続けた。





「僕は…その時の被害者の一人…川里ネロの兄なんだ…」