「もう!いい加減答えてよ!あんたと私の仲でしょ〜好きな人ぐらい教えたって減らないじゃん!」


私は、あいつの気持ちが知りたくて、怪しまれないように自分の気持ちを押し込めて、半信半疑で聞いてみた。ホントは居ないで欲しいそう思ってる。
「ゼッテー嫌っ!てゆうかなんで心愛(ココア)に教えなきゃいけないんだ!」
「じゃぁさぁ、居るか居ないかだけでも!」


お願い居ないって言って
「…言っとくけど、お前に初めて言うんだからな!」
「分かってるって〜」
…お願い!
「いることはいる。お前は?」









……えっ?





。。。。。。。。。。。




私はその一言で目の前が真っ暗になった。でも、ここで泣いたら私の気持ちがばれてしまう…
「私さぁ、オランダにおるオラ・オランさんが好きなんだよね(笑)」
「なんだそりゃ…」
「じゃ、私今日日直だから行くわ!」
あいつの顔が見えなくなった途端、《涙》が溢れて来た。
私とあいつは、家が隣で物心付く前から一緒で、物心付く頃にはもう好きで好きでしょうがなかった…私は、自分の友達をみんな殺したくなった…一体あいつの心を奪ったのは誰だ!凜か!早紀か!睦月か…私はこんな事を考えている自分が嫌いカラ大嫌いになった…軽蔑した…