「どうかご安心召され」

夜空に輝く満月を見上げながら、再び石段に腰を下ろす。

そして時貞は呟く。











「姫の眠りは誰にも邪魔はさせませぬ…この時貞、未来永劫この地にて、姫の眠りを守りまする故…」