裏☆不器用なキミ




俺はゆっくり立ち上がって佐川の手を引いて



自分の胸に閉じ込めた。



逃がさないように



 離さないように




自分の心臓があり得ないくらいの速さが鳴り響く中、このもどかしい感情に


自分でも気付かなかったこの愛しい感情に



やっと 名前が付いた。



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