カレカノ



エレベーターを降りると、


『車とって来る』


と言って
駐車場に行ってしまった。


少しして
目の前に
かっこいい
スポーツカー。


大祐が降りて来て
助手席のドアを
開けてくれた。


「…ありがと」


「どういたしまして」


あたしが乗ると


助手席のドアを閉め
運転席に乗り込み、


ハンドルを握った。