恋する任務は美しい〜メガネ上司の狼さんと訳あり隠密行動〜

「まあ、気合が入っていますこと。お二人、お肌がツヤツヤしてますけど、昨夜はさぞかしお盛んでしたんでしょうね」

うふふと、あおいさんが笑っている。

「えっ、あ、あの」

わたしの恥ずかしさをよそに戸塚さんと鈴井さんが笑っている。

「幸せのおすそ分けしてもらわないと」

と、横尾さんがニヤニヤ笑っている。

「冗談よ、冗談。ホント、朝からお熱いこと」

「さあ、仕事だ」

大上部長は、そういうと、コホンと軽く咳払いをした。

「今回のプロジェクトは既存事業である結婚式場をプロデュースについて、だと」

「ええ。モニターとしてぜひ潜入したいと思いまして」

「潜入するって!?」

目の前にある資料は結婚式場のパンフレットだった。

「お二人に挙式してもらうっていうのはどうでしょう? ねえ、萌香さん」

「まだ早いですって!」

「まあいずれ、未来のお楽しみにとっておくとして」

「ったく、あおいは冗談がすぎる。では、新しいプロジェクトを始動する」

すかさずあおいさんが資料を大上部長に手渡している。

次の仕事はどうなるんだろう。
不安そうな顔をしていたのだろうか。
大上部長は目で軽くちらりとやさしく目配せしてくれた。

今現在わかっていることは、大上部長と二人だけの夜に特別任務を遂行する関係を築いていくっていうことだ。

(了)