そして、老人は言いました。





「わしは、君に恋をしてしまった」




と…。





娘は驚きました。






そして娘は優しく微笑んで、







「私は、あなたに恋はできないわ。


でも、ずっと…あなたに歌い続けることは出来るわ」




と言いました。





老人も微笑みました。





―老人の横には



綺麗な娘が1人





―その娘は





老人の最期まで



綺麗な透き通る声で
歌い続けました。







―END―