「でもっ大丈夫だよ★
英李、悪運強いからっ♪」

私が元気に笑いながら
そう言うと
みんなはちょっと
安心したように

「悪い運ぢゃ意味ねーよw」
って
笑ってくれたんだ…


「英李…?」

亜梨紗が心配そうな 瞳で
私を見る…

「…。」

『やっぱり皆に心配かけるの、
なんか嫌だな…』


……

「英李ーっ!!」

休み時間になって

トイレに行こうと席を
立ったら、亜梨紗が

追いかけてきた


「亜梨紗か…なんぢゃい?」


わざとふざけて返したら

亜梨紗ゎ悲しそうな顔して

その後こう言ったんだ

「英李…
次の時間さぼるぞ-っ」


「ハイッ!?」

そのまま私の手を掴んで

走り出した