大嫌いだった。

 夢を語るとか、そうゆうの全部。

「ばかみたい」

 もしかしたら、白馬の王子様が来てくれるんじゃないかしら。

 イケメンな男の子が私を好いてくれるんじゃないかしら。

春も、笑った。

「ああ、馬鹿みたいだなあ」

そんなことあるわけないじゃない。