「え……」 お兄ちゃんは私を睨んだ。 「ひかる、今日のその服何?」 「え、ゆめかと買いに行ったの…。」 本当はお兄ちゃんのためだよ? でも、言えなかった。 「なぁ、そのメイクは?」 「これも、ゆめかにしてもらったの…メイクしたら可愛くなるらって……。 変…かな?」 私はもう泣きそうになっていた。 でも、信じられない言葉が返ってきた。 「可愛いよ、死ぬほど。」