愛しき人は


頭をガシガシとかいた。





「あー…。

なんかお前、ヤバい。」





「へ…?


何が?」









「なんか、大人になった。

っていうか、その…。


綺麗になってて

ますます惚れた。」









「っ!!」



私も彼も、


きっと真っ赤になっていたと思う。






「お前、危なっかしいし


いろんな意味で心配。




だからさ。」






彼は








笑いかけた。