愛しき人はかすれた声で言った。 「手紙、見たんだな。」 「うん…」 「で、飛び出してきた、と。」 「うん…」 彼は嬉しそうに笑うと 「ん、上出来。」 と、私の頭を撫でた。 「お前さ。 ここに来たって事が どういう意味だか分かってんのか?」 「かなたこそ。 私をここに呼び出す事が どういう意味だかわかってんの?」