お兄ちゃんと秘密のキス



すぐに返事がきて、

その日の夕方に、早速カフェで待ち合わせする事にした。












緊張しすぎて、ちょっと早く来すぎてしまい、

時計を見てみると、
約束の時間の40分前。



でも、別に何をするでもなく、

ケーキをただ黙々と食べた。


意外にこういう時間って嫌いじゃない。


至福の一時じゃない?







「ひかる…ちゃんかな?」



「はい。私です。」



パッと顔を見上げると、
そこには、優しそうな女の人がいた。




雰囲気はふわふわしていて、
だけど、どこか大人を感じさせた。









あれ、こんな人だったっけ?



雰囲気が、昔より丸い気がした。