悲しいよ




また、私の頭を


その大きな手で優しく


撫でてよ……









「ひかる…。

俺、嘘ついた。」



「どんな…?」




「お前の事遊びだったって言う、

バカな嘘。」






柔らかでどこか寂しげな

笑顔でかなたは笑った。





「好きだよ。


ずっと。




でも









バイバイ」











「か…なた…ぁ」










私は彼に抱きついた。