だって本当に本当に 嬉しくてたまらなかった。 今になっては もう叶わない夢。 できるなら、 あの時に戻りたい。 「……言うなって。」 「え?」 彼は私を見つめた。 「そんな可愛い事いうなよ」 「かなた…」 抱きつきたい。 今すぐあなたに触れたい。 でも、私たちには 見えない透明な 心の壁が存在してる もう彼には近づいちゃいけない。 私は何とか食いとどまった。