お兄ちゃんと秘密のキス



彼は麦茶を一口飲んだ。



「で、どうした?
かなたとなんかあったの?」



彼はスムーズに話を切り出す。


きっと、友達が多いんだろうな。


そんな事は簡単に想像ができた。




「…ははは

はい、圭さんの言う通りです。」



「……」



彼はゴクッと喉を鳴らした。




「私とかなたの関係が、
両親にバレたの。」






驚くほど、


スラスラと言葉が出てくるのが不思議だった。